湯田こけし

今回は、湯田こけしをご紹介します。

湯田こけしは、細い胴と可愛らしい大きな顔が特徴的で、西和賀を代表する逸品として多くの方に親しまれています。

こけしは、みちのくの国、東北地方に古くから伝えられたロクロ挽きの可愛い郷土人形。
伝統こけしには十の系統があります。
「遠刈田系」「鳴子系」「弥治郎系」「土湯系」「南部系」「蔵王高湯系」「肘折系」「羽後木地山系」「温湯（ぬる湯）系」「作並系」です。
「湯田こけし」は遠刈田系の流れをくむものです。一本の木から仕上げまで一人の手によってつくられているので、大量生産は出来ません。数多い郷土玩具の中でひときわ伝統の美をたたえたこの「湯田こけし」は、久しい昔から温泉みやげとして湯治客に愛されております。

さっそく、この道47年湯田こけし職人　小林定雄さんにお願いをして作っている所を見学させて頂きました。

木を削って形を作るのですが、小林さんは、削る道具もすべて一から手作りしているそうで、こけしに対する思いがとっても伝わってきますね。

小林さんの所では、“こけしの絵付け体験”ができ、世界に一つしかないこけしを作ることが出来ます。大人はもちろん、子供でも気軽に体験できますよ。

顔の表情もいろいろ変える事ができ、笑った顔・怒った顔・悲しい顔とたくさんの表情を描くことができるそうです。

小林さんが描くこけしはどれも可愛らしく、優しい表情で見ているだけで癒されます。

出産祝いや、結婚祝いのプレゼントとして頼まれることも多く、皆さんに喜んでもらっているそうです。

小林さんが作るこけしをこよなく愛するファンが全国に沢山いらっしゃいます。

今回お邪魔させて頂き、こけしの魅力に引き込まれました。

ぜひ皆さんも、一度“湯田こけし”をご覧になってください。西和賀を代表する素晴らしい逸品です。

湯田こけしさんは「西和賀ほっとだより」でも紹介されました。そちらの動画もぜひご覧ください。

　「西和賀ほっとだより＃25　西和賀の伝統芸術　湯田こけし」

＊絵付け希望の方は、電話予約のうえいらして下さい。