キクザキイチゲ

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キクザキイチゲ(菊咲一華)は、キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草で、北海道から本州近畿以北のおもに山地や山林などに自生しています。

「菊咲」は菊に似た花を咲かせるという意味で、「一華」は1輪の花を咲かせるという意味があり、「キクザキイチリンソウ」とも呼ばれています。

似た花にアズマイチゲ(東一華)がありますが、本種のほうが葉が深く裂けているのが特徴です。

また、アズマイチゲの花は白色のみですが、キクザキイチゲは白色と淡柴色の花を咲かせます。

春に花を付け結実させ、初夏には地上から姿を消す、いわゆるスプリング・エフェメラル(春の妖精)と呼ばれる植物のひとつです。

カタクリやフクジュソウと同様に、陽が差す晴れた日中に花を開き、曇や夜になると閉じます。

西和賀町では、「雨降り花っこ」とも呼ばれています。

 

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