第21回 銀河ホール地域演劇祭

9月7日・8日の二日間にわたって第21回 銀河ホール地域演劇祭が行われました。

一日目からご紹介しましょう。

まずは、青森市からきた“渡辺源四郎商店”。

作・演出/畑澤聖悟「みなぎる血潮はらっせらー」です。

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青森地域のお話を盛り込んでおり、同じ東北の岩手県とも通じるものが多く、より身近に感じられるような内容でした。

照明にも工夫があり、見ている者を飽きさせない、そんなお芝居でした。

 

次は、陸前高田市からきた“人形劇グループ『ポレポレ』”。

お話は「三枚のおふだ」です。

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秋田県の昔話を脚色し、人形がお客様に声をかけます。

会場には子供達もたくさん来ていて、大人から子供まで、幅広い世代の方々が一緒に楽しめるような人形劇でした。

 

初日、最後出演団体は西和賀町の劇団“ぶどう座”。

演目は、作・演出/川村光夫 演出助手/真嶋実 「僻村日記(二)『すももの木』」です。

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この作品は昭和40年に発表した「めくらぶんど」という芝居の続編として書いたものです。

今、町では人が減り、元気がなくなる事は本当につらい事。

そういう思いを基にして、共に、笑って、この辛さを乗り越えていきたい。

その一心でこのお芝居を書いたそうです。

お芝居された方々も、川村光夫さんの書いた作品の役がらに入り込んでおり、私たち会場に足を運んだお客様までも、圧倒するようなお芝居でした。

 

二日目は、盛岡市から“劇団 結”。

作/小山内薫・演出/木村淳「息子」です。

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この作品は、小山内さんの作品の中で最も上映回数が多い不朽の名作。

どんな人間でも、故郷を離れていつも気づかうのは、父母の安否。

そして、子の成長と成功を信じて疑わない親・・・。

そんな、複雑な感情をもち、見ている人まで切ない気持ち、そして親子の関係を考えさせられるような内容でした。

 

そして、今回の地域演劇祭のラストを飾るのは、北上、横手の演者で結成された、西和賀町“シニア劇団 松ぼっくり” 作/高橋純 演出/中野健「唄う平成お宮の松」です。

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このお芝居は、とにかく会場の空気がガラッと変わるような、ホッコリするお芝居でした。

アドリブなんかも交えてあって、とにかく会場は笑いでいっぱい。

お芝居はもちろん、他にも歌やダンスなどもあり見ている方々を飽きさせない、そんなお芝居でした。

 

二日間にわたって行われた地域演劇祭は、大成功で終わることが出来ました。

この模様は近日、西和賀FAN動画ニュースでもご紹介します。そちらの方もお楽しみに!!

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